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読みなおす日本史

江戸の蔵書家たち

著:岡村 敬二

紙版

内容紹介

江戸時代中後期、商業出版が盛んになり、多くの書物を収集する武士や町人が現れた。体系的に書物を蓄積した小山田与(とも)清(きよ)、屋代(やしろ)弘(ひろ)賢(かた)、狩谷棭(えき)斎(さい)、塙(はなわ)保己一(ほきいち)らの知的営為と目指したものを、遺された目録や解題、索引から探る。

目次

はじめに/蔵書家の登場(擁書楼/文人たちの群像)/書物の森へわけいる(日本の書物の集大成/分類と目録の長い道/解題の意味論/群書捜索への意志)/知のかたち、知の地平(全国規模へ/会合隆盛/図書館の萌芽)/引き継がれた書誌(西洋の流入/営為を継ぐもの)/明治の時代に受け継がれた大阪の文運

著者略歴

著:岡村 敬二
1947年広島県にまれる。1973年、京都大学法学部を卒業。大阪府立図書館司書、京都文化短期大学、京都学園大学を経て、現在、京都ノートルダム女子大学教授。※2012年12月現在【主な編著書】『遺された蔵書』(阿吽社、1994)、『江戸の蔵書家たち』(講談社メチエ、1996)、『日満文化協会の歴史』(私家版、2006)

ISBN:9784642067249
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2017年03月
発売日:2017年03月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNTP