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読みなおす日本史

地震の社会史

安政大地震と民衆

著:北原 糸子

紙版

内容紹介

一八五五年、百万都市江戸を襲った安政大地震。甚大な被害状況に人々はどう対応したか。幕府の御救いや民間救済事業の実態、かわら版や鯰絵から復興を願う被災者の心性を探る。災害社会史の名著に、最新の研究成果を増補。

目次

学術文庫版への序文/はしがき/序論 災害社会史の方法/災害と情報(災害の社会性―被害の軽量/情報における事実と真実〈地震とかわら版/安政江戸地震〉/さまざまな地震誌〈「安政見聞誌」/「安政見聞録」―知識人の混迷/そのほかの地震誌―情報の階層性〉/地震鯰絵と民衆〈地震鯰絵の研究史/地震と鯰の俗信/地震鯰絵―民衆の内なる真実〉)/災害と救済(災害と救済〈幕府の御救い/施行〉/施行論―抑圧と解放と〈施行―勧進関係/雑芸層と勧進/法事施行/お陰参りと施行〉)/むすび/巻末表/参考史料/あとがき/補論…北原糸子

ISBN:9784642063920
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2013年03月
発売日:2013年03月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS