戦争の日本史 19
日清戦争
著:原田 敬一
紙版
内容紹介
近代日本が初めて経験した対外戦争! 国民の形成に決定的な役割を果たした日清戦争。朝鮮をめぐるアジアの小国日本と「眠れる獅子」清国の確執から、下関条約締結後の台湾征服戦争まで、「戦史」に重点を置きその全貌に鋭く迫る。戦争をめぐる諸説に再検討を加え、近代日本の針路をアジアへの軍事的侵略へと導いた日清戦争を歴史的に位置付ける。
目次
日清戦争をめぐる神話―プロローグ Ⅰ=日清戦争への道(1清日の出兵と外交交渉/2七月二十三日戦争)Ⅱ=朝鮮の占領(1豊島沖輸送船団襲撃戦/2陸の緒戦――成歓の戦い/3平壌の戦い)Ⅲ=清国本土への侵入(1本格的海戦――黄海海戦/2遼東半島の作戦/3遼河平原の作戦/4威海衛作戦と北洋水師の潰滅)Ⅳ=決戦準備・講和・台湾征服戦争(1澎湖列島攻略作戦/2講和の交渉と下関条約/3台湾征服戦争)日清戦争がアジアにもたらしたもの―エピローグ