戦争の日本史 15
秀吉の天下統一戦争
著:小和田 哲男
紙版
内容紹介
本能寺の変で斃れた織田信長の後継者として、天下統一をめざした豊臣秀吉。調略・講和などの外交を得意とする一方、抜群の経済力・機動力を活かし、専業武士からなる金銀錦に彩られた大軍勢を率いて相手を圧倒した。賤ヶ岳や小牧・長久手の戦い、小田原攻めなどの戦略を詳述しながら、秀吉不敗の全貌に迫り、天下統一戦争が残した功罪を問う。
目次
秀吉と統一戦争―プロローグ(出自と経歴―秀吉伝説と史実―〈物語から歴史へ/経歴の虚実〉/秀吉の戦争〈経済力で勝つ/機動力と兵站の確保〉/秀吉の軍隊〈統率と命令の徹底/敵を圧倒した秀吉軍の軍装〉)/Ⅰ=信長後継者への道(信長家臣時代の戦略と戦歴〈調略を得意とした秀吉/浅井攻めの責任者として/「中国方面軍司令官」となる/三木の干殺し/鳥取の渇え殺し/備中高松城の水攻め〉以下細目略/「中国大返し」と山崎の戦い/賤ヶ岳の戦い)/Ⅱ=大坂築城と小牧・長久手の戦い(大坂城を築く/小牧・長久手の戦い)/Ⅲ=関白就任と天