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歴史文化ライブラリー 512

ものがたる近世琉球

喫煙・園芸・豚飼育の考古学

著:石井 龍太

紙版

内容紹介

周辺地域の影響を受けつつ独自の発展をとげた琉球諸島。日本列島が江戸時代を迎えていた頃、琉球ではどのような文化が育まれていたのだろうか。近世遺跡の発掘調査を元に、歴史考古学の手法から、近世琉球文化史に挑んだユニークな一冊。喫煙・園芸・豚飼育といった三つの事象を掘り下げ、思想・風習・制度・行動・価値など往時の人々の日常に迫る。

目次

琉球諸島と考古学―プロローグ/喫煙(喫煙の考古学/近世琉球のキセル/周辺地域のキセル/近世琉球の喫煙文化―普及と評価、喫煙が結ぶ縁)/園芸(園芸の考古学/近世琉球の植木鉢/周辺地域の植木鉢/近世琉球の園芸文化)/豚飼育(豚飼育の考古学/琉球諸島の豚飼育施設/文献史料、民俗誌にみる豚飼育施設/周辺地域の豚飼育施設/近世琉球の豚飼育)/三つの文化と近世琉球史―エピローグ

著者略歴

著:石井 龍太
1979年、千葉県に生まれる。2008年、東京大学大学院人文社会系研究科考古学専門博士後期課程単位満了退学。現在、城西大学経営学部准教授 ※2020年12月現在
【主要編著書】『島瓦の考古学』(新典社、2010年)、「近世琉球王国と東アジア交流」(『岩波講座日本歴史20 地域論』、岩波書店、2014年)

ISBN:9784642059121
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:206ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2020年12月
発売日:2020年11月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-H