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歴史文化ライブラリー 506

天神様の正体

菅原道真の生涯

著:森 公章

紙版

内容紹介

北野天満宮や湯島天神など、全国で学問の神として祀られる菅原道真。累代の儒者の家に生まれた彼は、なぜ政治の世界で異例の出世を遂げたのか。また、なぜある日突然、大宰府に左遷されることになったのか。三善清行との確執や阿衡(あこう)事件で果たした役割、遣唐使廃止に至る真相など、さまざまな側面から等身大の道真像を描き、“神”の真の姿に迫る。

目次

土師氏の願い―プロローグ/父祖たちの足跡(土師氏の歴史〈伝承の時代/氏人の活動/負名氏としての土師氏/土師氏と喪葬儀礼/氏人の多彩な活躍/菅原の地との関係〉以下細目略/曽祖父から父まで)/道真の立身(対策及第まで/文章博士として/讃岐守時代/阿衡事件)/政治への参加(寛平の治/寛平度遣唐使計画/宇多朝から醍醐朝へ)/左遷と死、そして天神様へ(昌泰の変/道真の死と怨霊から天神へ)/その後の菅原氏―エピローグ/関係人物略系図/菅原道真略年譜

著者略歴

著:森 公章
1958年、岡山県生まれ。1988年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程 単位取得退学。奈良国立文化財研究所、高知大学人文学部助教授を経て、現在、東洋大学教授・博士(文学)。 ※2022年11月現在
【主要著書】『天智天皇』(吉川弘文館、2016年)、『阿倍仲麻呂』(吉川弘文館、2019年)、『天神様の正体 菅原道真の生涯』(吉川弘文館、2020年)、『武者から武士へ』(吉川弘文館、2022年)

ISBN:9784642059060
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年08月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB