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平氏が語る源平争乱 479

著:永井 晋

紙版

内容紹介

源義経らの活躍で源氏が勝利し、鎌倉幕府の成立史として語られる源平合戦を、敗れた平氏の視点から描くと何が見えてくるのか。『平家物語』を中心に、富士川から壇ノ浦にいたる経過を、在地勢力の動向とそれら集団のもつ性質を解き明かしつつ詳述。軍事制度の変遷、武人としてのあり方の違い、後白河院の関与、戦争目的の変化など、多方面から描く。

目次

平氏からみた治承寿永の内乱―プロローグ/東国の喪失(勝算なき富士川の戦い〈頼朝・義仲の挙兵/儀礼となった追討使派遣/苦難の旅となった東国下向/甲斐源氏の攻勢/富士川合戦の虚実/壊走〉以下細目略/近江・美濃の消耗戦/養和元年の北陸合戦)/平氏都落ち(北陸道の喪失/七月二十五日/それぞれの都落ち)/一ノ谷合戦(西海での勢力回復/生田の森の戦い/悲劇となった浜の戦い)/屋島・壇ノ浦の合戦(山陽道の戦い/屋島の戦い/壇ノ浦の戦い)/平氏の人々が遺したものとは―エピローグ/治承寿永の内乱年表

著者略歴

著:永井 晋
1959年、群馬県生まれ。1986年、國學院大学大学院博士課程後期中退。2008年、國學院大学博士(歴史学)。現在、関東学院大学客員教授。 ※2022年2月現在
【主要著書】『金沢貞顕』(吉川弘文館、2003年)、『金沢北条氏の研究』(八木書店、2006年)、『八条院の世界―武家政権成立の時代と誇り高き王家の女性―』(山川出版社、2021年)

ISBN:9784642058797
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:238ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2018年12月
発売日:2018年12月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ