出版社を探す

歴史文化ライブラリー 387

豊臣秀頼

著:福田 千鶴

紙版

内容紹介

天下人の血筋を誇りながら、父秀吉の死後、その凡庸な性格が豊臣家を自滅させたとされてきた秀頼。この徳川中心史観を払拭し、出生をめぐる疑惑、豊臣公儀の創出、関ヶ原合戦、二条城での家康との会見、大坂の陣など、波瀾の生涯から浮かび上がる新たな秀頼像を鮮やかに描く。彼が着々と歩んだ、秀吉の後継者としての政治家・天下人への道筋を探る。

目次

なぜ豊臣秀頼なのか―プロローグ/誕生から元服まで(出生をめぐる疑惑/母子の情愛/豊臣公儀の創出―秀頼補佐体制)/父の死と関ヶ原合戦(伏見城における秀吉の死/大坂城をめぐる秀頼と家康/天下分け目の関ヶ原合戦)/消えない秀頼の存在(豊臣の官位叙任権/豊臣家の威光と公儀/天下人への布石/二条城会見)/秀頼と家康の攻防―最終戦(追い詰められる秀頼/大坂冬の陣/大坂夏の陣)/秀頼の最期―エピローグ/豊臣秀頼関係系図

ISBN:9784642057875
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2014年10月
発売日:2014年09月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB