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歴史文化ライブラリー 273

エミシ・エゾからアイヌへ

著:児島 恭子

紙版

内容紹介

エミシはアイヌなのか。「日本書紀」から「アイヌ文化振興法」まで様々な記録や文書から、エミシやアイヌがどのようにみられてきたのかを探る。エミシ、エビス、エゾ、アイヌ…、その呼称の意味するものは何か。古代から近代にいたるまでのアイヌ観の変遷をたどり、「自然との共生」というエコロジカルな生活を営むとされる ”アイヌ“について考える。

目次

アイヌ史の現在―プロローグ/エミシ・エビス(エミシ/エビス/毛人の表現)/蝦夷と粛慎、靺鞨(蝦夷/粛慎/靺鞨)/古代のエゾ(エゾの成り立ち/エゾはエゾ/聖徳太子と蝦夷/和歌にみえる貴族のエゾ観)/中世のエゾ(『諏訪大明神絵詞』/描かれた蝦夷/聖徳太子伝記の蝦夷観)/近世の蝦夷観(近世の聖徳太子伝/シャクシャイン戦争記録の蝦夷観/東方観の伝統/エミシの活)/近代のアイヌ観(夷人から旧土人へ)/現在のアイヌ観――エピローグ

ISBN:9784642056731
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2009年06月
発売日:2009年05月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:NH