歴史文化ライブラリー 236
読みにくい名前はなぜ増えたか
著:佐藤 稔
紙版
内容紹介
近年、子どもの名前に読み方の見当もつかないものが目につく。漢字のイメージを音訓に関係なく採用した「颯(はやて)」や、漢字と対応する外国語の音形を採用した「月(る)菜(な)」などの名前が増えたのはなぜか。変則的な読みの名前で日本語が大きく変化していく可能性や漢字と人名をめぐる表記の歴史を探りながら、名づけと漢字の用い方を、文化の問題として考える。
目次
変わってゆく名前―プロローグ(子に名をつける/子どもの名前が読めない/どう読めというのか/名前の難しさの質/名前が読めないことで困る世界/少数派の考えか」)以下細目略/「名づけ」と「名前」(「名づけ」とは何か/「名づけ」の由来)/名の用語と意味(さまざまな名前/名前と日本人)/「名乗り字」「名乗り訓」とそれからの逸脱(「名乗り字」と「名乗り訓」とは/逸脱してゆく名前)/日本語と名前の行方―エピローグ
ISBN:9784642056366
。出版社:吉川弘文館
。判型:4-6
。ページ数:208ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2007年08月
。発売日:2007年07月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WQY。