歴史文化ライブラリー 232
検証 本能寺の変
著:谷口 克広
紙版
内容紹介
天正十年(一五八二)、天下統一を目前に織田信長が襲われた。攻め寄せた明智光秀は単独犯なのか、果たして黒幕が存在したのか。本能寺の変にいたる過程を、史料を吟味して再現。今なお解決しない信長の死について、乱立する推論からおもな仮説を取り上げ、その内容を検証する。誰がどうして変を起こしたのか、独自の考察を加え、その真相に迫る。
目次
謎に包まれた?本能寺の変―プロローグ/再現 本能寺の変(変直前の信長/本能寺の変を伝える史料/六月一日現在の織田諸将の配置/変、勃発/変後の様子)/本能寺の変研究の流れ(江戸時代におけるとらえ方/明治期以降の流れ/現在提唱されている諸説と論争)/関与・黒幕説の再検証(朝廷関与(黒幕)説の再検証/足利義昭関与(黒幕)説の再検証/その他の関与・黒幕説の再検証)以下細目略/光秀の動機を探る/再検証を終えて―エピローグ