歴史文化ライブラリー 137
百姓一揆とその作法
著:保坂 智
紙版
内容紹介
越訴すれば本当に首を斬られたのか、むしろ旗のもとに竹槍で武装して集まったのか? 戦後歴史学による百姓一揆の通説的理解に全面的な再検討を施し、多様な一揆の事例、幕府の徒党禁令、義民物語などから近世民衆運動の実態を解明する。意志統一の手続きや身にまとうものなど、地域や時代を越えた一揆共通の作法にも迫る、新たな百姓一揆論。