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人物叢書 279

宮本武蔵

著:大倉 隆二

紙版

内容紹介

江戸初期の兵法家。播磨に生まれ新免無二斎に武術を学ぶ。武者修行で諸国を巡り、大坂夏の陣や島原の乱にも出陣。二天一流を開き、姫路や明石で本多家や小笠原家にかかわる。その後小倉を経て熊本に至り、兵法書『五輪書』を執筆。水墨画や書も多く残す。「小倉碑文」などから創られた虚像を解体し、信頼できる史資料から浮かぶ新たな武蔵像を描く。

目次

はしがき/武蔵の誕生と幼少期(〈武蔵伝〉の概略〈『武公伝』/『二天記』/『兵法大祖武州玄信公伝来』(「丹治峯均筆記」)/『兵法先師伝記』〉以下細目略/誕生と出自)/青年期(武者修業/戦陣/武蔵の二刀流/武蔵の鉄炮観)/壮年期(姫路・明石における武蔵の動向/武蔵の養子/小倉移封/有馬陣(島原の乱)参陣)/晩年(熊本における武蔵/細川藩の処遇/武蔵の名乗り/細川忠利の死去/武蔵の病気と死去)/武蔵の歿後(細川綱利の就封/二天一流の継承/〈武蔵伝〉のはじまり―「小倉碑文」)/武蔵の人間像(兵法書/絵画/書跡/工芸)/武蔵の肖像画(林羅山の武蔵像賛/島田美術館の武蔵像)/おわりに/付録 小倉碑文/略年譜

ISBN:9784642052726
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:232ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2015年02月
発売日:2015年01月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB