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人物叢書 239

新田義貞

著:峰岸 純夫

紙版

内容紹介

鎌倉幕府を滅ぼした武将。後醍醐天皇の計画に呼応して倒幕を果たし、建武政府の一翼を担う。足利尊氏との対立を深め、南北朝動乱の中で、転戦の末、越前国藤島で不慮の戦死を遂げる。信頼し得る古文書を博捜し、義貞を支えた人的基盤を探るとともに、『太平記』によって創り出された凡将・愚将観を見直す。その実像を活写する義貞伝の決定版。

目次

第一=火山灰地に立つ(上野国新田荘と新田氏〈新田荘の成立/義貞の先祖たち〉/得宗専制下の新田一族と長楽寺の再建/新田荘の自然環境と交通)/第二=元弘の乱・南北朝内乱における義貞(義貞、鎌倉幕府を滅ぼす〈生品明神の挙兵/義貞軍の進路をめぐって/足利千手王の世良田蜂起/新田・足利両氏の連携/鎌倉街道の攻防/鎌倉落つ〉/建武政府を支えた新田一族〈着到状と軍忠状/建武政府と新田一族/義貞の上野・越後支配/新田氏の播磨・越前支配〉/転戦する義貞〈義貞・尊氏の対立/南北朝内乱へ/義貞と正成/義貞の越前下向/義貞の最期

ISBN:9784642052320
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2005年05月
発売日:2005年04月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB