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日本古代・中世都市論

編:仁木 宏

紙版

内容紹介

都市研究は、絵画・地図の活用や考古学などとの学際研究により、進展著しい。第一線の都市史研究者による論考十編を「権威と文化」「交易と空間」「方法としてのイメージ」の三部に分け収録。古代都城と複都制や平安貴族と牛車文化、材木流通や馬・米の市、大山崎や岐阜の町並み、聚楽第遺跡と絵画史料、京都の都市図など、最新研究成果を提示する。

目次

序章 日本古代・中世都市論二〇一六…仁木 宏/権威と文化(五・六世紀の倭王宮に関する基礎的考察…古市 晃/日本古代都城における複都制の系譜…山田邦和/平安京における牛車文化―ミヤコを走る檳榔毛車…京樂真帆子)/交易と空間(中世畿内における材木流通の展開…大村拓生/都市のなかの市―中世京都、五条馬市と三条米場をめぐって…河内将芳/中世大山崎の都市空間と「保」…福島克彦/戦国城下町の景観と「地理」―井口・岐阜城下町を事例として…山村亜希)/方法としてのイメージ(図像(イメージ)の中の中世都市…仁木 宏/聚楽第の遺跡と絵画資料…山本雅和/大型刊行京都図に描かれた近世京都…山近博義)

著者略歴

編:仁木 宏
1962年大阪府生まれ。90年京都大学大学院修了。現在大阪市立大学教授。 ※2015年3月現在【主要編著書】『空間・公・共同体』(青木書店、1997)、『京都の都市共同体と権力』(思文閣出版、2010)、『近畿の名城を歩く』全2巻(共編、吉川弘文館、2015)

ISBN:9784642046299
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:352ページ
定価:9500円(本体)
発行年月日:2016年05月
発売日:2016年04月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ