序章 いけ花・茶の湯と近代日本
一 問題提起
二 分析の方法
三 これまでに明らかにしてきたこと
四 本書の構成
第Ⅰ部 日本国内(内地)における受容
第一章 近代女子教育における展開
はじめに
一 教育法令と遊芸
二 明治初期の跡見学校
三 欧米人のいけ花・茶の湯・礼儀作法への関心
おわりに
第二章 キリスト教主義の女学校
はじめに
一 女子学院
二 フェリス和英女学校
三 共立女学校
四 青山女学院
五 立教高等女学校
おわりに
第Ⅱ部 台湾・朝鮮(外地)における受容と戦後
第一章 台湾
はじめに
一 民族の相違と礼儀作法空間
二 女学校・高等女学校といけ花・茶の湯・礼儀作法
おわりに
第二章 朝鮮
はじめに
一 日本人を主とした高等女学校といけ花・茶の湯・礼儀作法
二 朝鮮人を対象とした公立の女学校・高等女学校といけ花・茶の湯・礼儀作法
三 朝鮮人を対象とした私立の女学校・高等女学校といけ花・茶の湯・礼儀作法
四 内鮮共学の高等女学校といけ花・茶の湯・礼儀作法
おわりに―相互参照と俯瞰
第三章 戦後の台湾と韓国のいけ花
はじめに
一 台湾におけるいけ花の様相
二 韓国におけるいけ花の様相
おわりに
第Ⅲ部 植民地(外地)の諸相
第一章 樺太
はじめに
一 樺太の様相
二 高等女学校にみるいけ花・茶の湯・礼儀作法
三 共進会・博覧会におけるいけ花・茶の湯・礼儀作法
四 『樺太日日新聞』にみるいけ花・茶の湯・礼儀作法
おわりに
第二章 満洲
はじめに
一 満洲都市部の様相
二 『女性満洲』と戦時下のいけ花・茶の湯・礼儀作法
三 満洲文学といけ花
四 女学校・高等女学校におけるいけ花・茶の湯・礼儀作法
おわりに
第三章 サイパン
はじめに
一 サイパン高等女学校の開校
二 浄土宗僧侶青柳貫孝の存在
三 高等女学校・地域社会の受容
おわりに
第四章 青島
はじめに
一 近代日本と青島の関わり
二 青島日本高等女学校
おわりに
終章 文化を浸潤させる帝国のメディア
一 手法と観点
二 近代女子教育といけ花・茶の湯・礼儀作法
三 異文化・民族の相違との交錯
四 相互参照
五 俯瞰―メディアとして
初出一覧
あとがき
索引