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江戸無血開城の史料学

編:岩下 哲典

紙版

内容紹介

戊辰戦争さなか、江戸城は徳川家から明治新政府へ明け渡された。この意思決定のカギを握っていたのは誰か。勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟なのか。徳川家と新政府の間に立った尾張藩や越前藩の視角、恭順か、抗戦かで揺れる旧幕臣など、複眼的に情勢を追究した諸論考と補完する資料編・シンポジウム。「江戸無血開城」の解明は本書から始まる。

目次

はしがき―「江戸無血開城」とは何か、なぜその史料を問うのか…岩下哲典/研究編(勝海舟史料からみた「江戸無血開城」…和田 勤/山岡鉄舟・高橋泥舟史料からみた「江戸無血開城」―「一番鎗書簡」から旧幕府側の最大の功労者は明らかに山岡鉄舟である…岩下哲典/江戸開城前後の徳川勢力―尾張・越前両藩の史料を中心に…藤田英昭/恭順派と抗戦派の交錯―江戸無血開城をめぐる旧幕臣…樋口雄彦)/資料編(勝海舟関係史料…和田 勤編/山岡鉄舟関係史料…岩下哲典編/尾張藩関係史料…藤田英昭編/「江戸無血開城」年表…和田 勤編)/シンポジウム 江戸無血開城の史料学…岩下哲典編

著者略歴

編:岩下 哲典
1962年、長野県生まれ。1994年、青山学院大学大学院博士後期課程単位修得満期退学。2001年、博士(歴史学、青山学院大学)。現在、東洋大学文学部教授 ※2022年10月現在
【主要著書】『江戸の海外情報ネットワーク』(吉川弘文館、2006年)、『高邁なる幕臣 高橋泥舟』(編著、教育評論社、2012年)、『幕末日本の情報活動―「開国」の情報史』(普及版、雄山閣出版、2018年)

ISBN:9784642039192
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:280ページ
定価:6000円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年10月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ