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都市と地租改正

著:滝島 功

紙版

内容紹介

明治維新により実現した地租改正は、租税制度の整備と土地所有の確立を目的として、都市を端緒に実施されたものであった。地租改正の未解明テーマ=都市に焦点をあて、地券制度に基づく土地所有と、地租課税の模範的役割を担った東京を対象に、総合的な考察を試みた初の研究成果。近代史研究に新生面を拓くと共に現代の都市問題にも一石を投ずる。

目次

序章=都市における地租改正研究の視点と課題(都市における土地問題研究と地租改正研究史/都市における地租改正研究と史料)/第一部=明治維新の土地・租税改革と都市/第一章=廃藩置県と地租改正(大蔵省の租税改革構想と市街地課税/廃藩置県前東京府による土地改革の動向/市街地課税と「解放令」の実現/大蔵省による地券発行方針の確立)/第二章=東京における市街地券の発行(市街地券の発行と地券規則/市街地券発行の調査過程/市街地地租の税率改定と東京府/市街地券発行の結果と意義)以下細目略/第二部=都市における地租改正の実

ISBN:9784642037594
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:352ページ
定価:12000円(本体)
発行年月日:2003年12月
発売日:2003年11月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:LNU