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近世の宗教と社会 3

民衆の〈知〉と宗教

編:澤 博勝
編:高埜 利彦

紙版

内容紹介

専業の思想家や宗教者でもなく、また支配層でもない、一般民衆の〈知〉と宗教の関わりはいかに考察できるかという、方法論を問う論考八編を収録。巻末に『近世の宗教と社会』の母体となった研究会の活動記録を付載する。

目次

はじめに…高埜利彦/Ⅰ思想形成と知(『河内屋可正旧記』の思想的典拠…宇野田尚哉/民俗知とは何か―宗教者概念の再検討―…小池淳一/神祇不拝の論理と行動―近世真宗の宗風をめぐる紛争―…小林准士/近世民衆の仏教知と信心―真宗門徒の〈知〉―…澤 博勝)/Ⅱ地域のなかの知(鹿島神宮における垂加神道の受容―神体勧請をめぐって―…綱川歩美/近世後期の地域社会における「神仏分離」騒動…引野亨輔/近世後期真宗道場における文化受容―越中国射水郡葛葉村名苗家蔵書を素材として―…松金直美/「場」としての大教宣布運動…武知正晃)/

ISBN:9784642034319
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:276ページ
定価:9300円(本体)
発行年月日:2008年09月
発売日:2008年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRAX