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近世後期代官江川氏の研究

支配と構造

著:仲田 正之

紙版

内容紹介

近世幕政の最前線で、代官はどのような組織で支配を行ったのか。韮山在陣の江川氏に焦点をあて、享保の改革後の代官、伊豆七島支配、徴税と運用、天保の飢饉救済、公事手続き、明治維新期の朝臣領などを追究。享保の改革は代官支配にいかに影響したのか。江川氏貸付金がなければ安定した支配構造を構築できなかった、近世後期社会の実態に迫る。

目次

総説=近世代官の支配機構と代官江川氏の機構(幕領と陣座/郡代・代官と属吏/職務と経費/江川氏の成立と支配地の変遷/江川氏の役所と属吏/江川氏の職務と経費)/第一章=享保の改革による代官支配の変化について―三島代官廃止と後期韮山代官成立の背景から―(三島代官山本平八郎と江梨村公事/下田・柿崎争論とその他の公事/享保の改革と宝暦期代官)/第二章=近世代官と伊豆七島支配(近世の支配代官/納入物と渡物/開発・殖産興業/島会所設立の目的/島会所経営の疑問点と代官の関係/年貢黄紬における代官の役割)以下細目略/第三章

ISBN:9784642034005
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:228ページ
定価:8000円(本体)
発行年月日:2005年05月
発売日:2005年04月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ