日本古代国家と土地所有

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著：山尾　幸久

出版社：吉川弘文館

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内容紹介

律令制下の口分田耕作の史的本質をどう見るか。その研究史を総括し、在地首長制論と氏族制社会論との検証をふまえ、中国の均田制と班田制、村のなかの家族、租、公田と私田などを考察する。国家的土地所有説の思想と論拠を批判して公権統治下の農民的土地所有説を再建するとともに、律令国家の特異な非連続性の東アジア史的根源に迫る渾身の書下ろし。

序章＝論究の視点／一章＝律令体制下の土地所有観（『記』『紀』の国家史像と王土王民観／農民的土地所有説の系譜）／二章＝在地首長制論と氏族制社会論（新‐国家的土地所有説の検討／「大化前国造制」の批判／氏族制社会論の検討）／三章＝中国の均田制と日本の班田制（編戸制・班田制の構造論の基礎／唐の永業田と口分田／均田制の歴史的意義）／四章＝古代日本の「家」と「村」（村落のなかの家族／国家掌握下の地域共同組織「村」）／五章＝古代日本の租の検討（「令前租法」について／律令大税制度の始まり／租の史的性質）／六章＝班田法規の

ISBN：9784642023887
出版社：吉川弘文館
判型：A5
ページ数：624ページ
定価：12000円（本体）
発行年月日：2003年02月
発売日：2003年01月25日
国際分類コード【Thema（シーマ）】１：LAZ。

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