古代を考える
古代を考える 終末期古墳と古代国家
編:白石 太一郎
紙版
内容紹介
倭国の首長連合の象徴として、三〇〇年以上にわたって造り続けられてきた前方後円墳。六世紀末に一斉に終焉を迎え、それに代わって方墳・円墳や八角墳(はっかくふん)などの終末期古墳が営まれた、その背景に何があったのか。高松塚古墳やキトラ古墳、石室(せきしつ)と石槨(せっかく)、大化薄葬令(たいかはくそうれい)、被葬者問題、寺院との関わりなどを中心に、古墳消滅と古代国家誕生の謎に迫る。