モノと技術の古代史 金属編
編:村上 恭通
紙版
内容紹介
青銅や鉄を弥生文化に取り入れて以降、日本の金属器文化はどのように発展したのか。生活に欠かせない利器や祭器・装身具など、金属器の加工技術や製品の使用方法に着目しながら、古代日本人のモノ作りを見直す。
目次
はじめに/序章 金属器が語る古代の技術…村上恭通(金属との出会い/利器としての金属/祭器・装身具としての金属器/新しい生活・文化様式と金属器/金属器の生産―炉と技術を中心に/本書の構成について)/木工具…田中 謙(木工具から大工道具へ/鉇―ヤリガンナ/鉇から台鉋へ)/武具…津野 仁・内山敏行(武器―古墳時代から古代へ/刀剣と装具/矢(鉄鏃)/甲冑/馬具/武器組成と戦術)/鉄製農具…魚津知克(鉄製農具刃先の形態/鉄製刃先の変遷と農耕技術の推移/渡来農耕技術と鉄製農具刃先/鉄製農具刃先と祭祀)/鏡…清水康二(鏡の概説/製作技術/科学からみた鏡/いかに使われてきたか)以下細目略/鉄製梵鐘…吉田秀享/金属容器…桃崎祐輔/鉄釘の技術…金田善敬/コラム(釣針・螺旋状鉄釧・鉄鏡・貨幣)