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手引ろくろの文化史

その技術と木地屋の系譜

著:小椋 裕樹

紙版

内容紹介

手引ろくろという独特の道具を使って、お椀などの素材を作っていた木地屋と呼ばれる職人たち。国内各地に残るろくろをテーマとして精緻な構造分析や地域比較を行い、木地屋の歴史と技術の系統・移住の系譜などを、豊富な図版とともに実証的に明らかにした貴重かつ画期的な研究。東北から沖縄まで、現存するろくろ66点の調査台帳も収録する。

目次

はじめに/Ⅰ 論考編(木地屋とは何か〈ある木地屋集落の歴史/氏子狩制度について〉/手引きろくろの歴史とその構造〈手引ろくろの歴史/調査および比較の方法〉/国内各地のろくろとその歴史的背景〈東北地方のろくろとその歴史的背景/北陸地方のろくろとその歴史的背景/関東・中部・近畿地方のろくろとその歴史的背景/中国地方のろくろとその歴史的背景/四国・九州・沖縄地方のろくろとその歴史的背景〉/結論〈技法と構造の関係について/「手引ろくろデータ比較一覧表」の作成/地域間の相関について/分布図が語るもの/木地屋の移住と技術の系統〉)/Ⅱ 資料編(調査台帳・実測図)/あとがき

著者略歴

著:小椋 裕樹
1950年、新潟県に生まれる。2019年、神奈川大学大学院博士後期課程修了、博士(歴史民俗資料学)。現在、糸魚川市文化財保護審議会委員・神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員 ※2021年1月現在

ISBN:9784642016650
出版社:吉川弘文館
判型:B5
ページ数:328ページ
定価:12000円(本体)
発行年月日:2021年02月
発売日:2021年01月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AFT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:AKP