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単行本

コミュニティの社会学

編:祐成 保志
編:武田 俊輔

紙版

内容紹介

人は「コミュニティ」に何を求めているのか。コミュニティの多義性の捉え方,概念と理念の歴史,生成と再生産の動態をさまざまな視点から明らかにする。気鋭の社会学者たちが,伝統と変化と実践の中のコミュニティを新たなアプローチで読み解く注目の書。

目次

序章 コミュニティへのまなざし(祐成保志・武田俊輔・渡邊隼)
第1部 つなぐ──コミュニティの枠組みと働き
 1 家なきコミュニティの可能性(植田今日子)
 2 危機に対応するネットワーク型コミュニティ(小山弘美)
 3 「職」「住」をシェアする──アクティビストたちの自治コミュニティを中心に(富永京子)
第2部 さかのぼる──コミュニティという概念の由来
 4 「想像の共同体」としての国民国家と地域社会(武田)
 5 コミュニティを組織する技術──都市計画とソーシャルワーク(祐成)
 6 共同の探求・地域の希求──戦後日本社会におけるコミュニティの需要/受容(渡邊)
第3部 つくる──コミュニティの生成と再生産
 7 “住民参加による環境保全”の構築──コモンズとしての生態系(藤田研二郎)
 8 居場所の条件──コモンズとしての住まい(祐成)
 9 更新されるコミュニティ──変化のなかでの伝統の継承(武田)
終章 コミュニティの動態を読み解くために(武田・祐成)

著者略歴

編:祐成 保志
東京大学准教授
編:武田 俊輔
法政大学教授

ISBN:9784641174948
出版社:有斐閣
判型:A5
ページ数:276ページ
定価:2900円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB