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単行本

自由貿易はなぜ必要なのか

著:椋 寛

紙版

内容紹介

保護主義,関税引き上げ,貿易戦争──自由貿易の利益は,それがなくなるまで気づくことはできないのか? 人々が抱きやすい貿易に関する誤解を解くために,日常生活との関わりの中から自由貿易のメリットとデメリットを整理したうえで,冷静にその是非を考える。

目次

序 章 自由貿易の危機
第1章 輸出は「善」で輸入は「悪」?──自由貿易のメリット
第2章 貿易赤字は何を示唆するのか──交易条件の悪化こそが問題
第3章 輸入制限は回り回って自国を苦しめる?──アウトソーシングと中間財貿易
第4章 輸入や企業の海外進出は失業者を増やすのか──グローバル化と雇用問題
第5章 モノよりサービスの貿易の方が重要?──国境を越えるサービス・文化
第6章 自由貿易はなぜ嫌われるか──貿易政策の政治経済学
第7章 バターはなぜ消えたのか──関税のしくみと効果
第8章 保護貿易で新しい産業は育つのか──幼稚産業保護政策
第9章 貿易自由化をいかに進めるか──WTOにおける貿易交渉とFTAの拡大
終 章 自由貿易との向き合い方

著者略歴

著:椋 寛
学習院大学教授

ISBN:9784641165670
出版社:有斐閣
判型:4-6
ページ数:274ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年07月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCLT