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比較制度分析・入門

編:中林 真幸
編:石黒 真吾

紙版

内容紹介

社会や経済のパフォーマンスを規定するような制度とは何か──その仕組みを探るための道具として,ゲーム理論と契約理論を基礎から丁寧に説明し,さらにその道具を用いると現実と歴史はどのように解釈できるのか応用の入口まで示す,新しい入門テキスト。

目次

Ⅰ 比較制度分析とは何か:制度の経済学の考え方
 1 制度とは何か 青木昌彦(一橋大学)/2 組織の経済学 伊藤秀史(一橋大学)/3 制度の歴史分析 岡崎哲二(東京大学)
Ⅱ 制度分析の道具を身につける:経済学的基礎
 4 ゲーム理論の基礎 石黒真吾(大阪大学)/5 契約の経済理論(1) 石黒真吾/6 契約の経済理論(2) 伊藤秀史
Ⅲ 制度を分析する:比較制度分析の応用
【企業間取引】7《現代》垂直的な企業間取引 菊谷達弥(京都大学)/8《歴史》産業集積の組織 中林真幸(東京大学)
【労働組織】9《現代》現代の内部労働市場 石田潤一郎(大阪大学)/10《歴史》多次元的な仕事と誘因の制御 中林真幸
【企業金融】11《現代》コーポレートファイナンス 小佐野広(京都大学)・内田浩史(神戸大学)/12《歴史》金融システムの歴史分析 岡崎哲二
【財政】13《現代》政府間の財政制度 赤井伸郎(大阪大学)/14《歴史》財政システムの歴史分析 岡崎哲二

著者略歴

編:中林 真幸
東京大学准教授
編:石黒 真吾
大阪大学教授

ISBN:9784641163645
出版社:有斐閣
判型:A5
ページ数:364ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2010年12月
発売日:2010年12月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA