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単行本

裁判と法律学

『最高裁回想録』補遺

著：藤田宙靖

紙版

出版社サイト。

内容紹介

前著『最高裁回想録――学者判事の七年半』から4年。裁判とは何か，裁判実務にとっての法解釈学の意義について，さらに考察を深め，その本質を見極める。法学教室誌上での蟻川恒正教授・中川丈久教授との対談「藤田宙靖先生と最高裁判所」を収録。

第一部　裁判と法律学
第一章　最高裁判所と判例
　Ⅰ　「裁判」とは何か？──最高裁の場合を中心として
　Ⅱ　最高裁判例とは何か
第二章　裁判と法解釈学
　Ⅲ　法解釈学説と最高裁の判断形成
　Ⅳ　「裁判と法解釈学」再論──小田中聰樹氏からの批判を手掛かりとして
第三章　司法（裁判）の使命と役割
　Ⅴ　司法の使命と役割・学説の使命と役割
　Ⅵ　自由裁量処分の司法審査
　Ⅶ　自由裁量論の諸相──裁量処分の司法審査を巡って
　Ⅷ　「一票の較差訴訟」に関する覚え書き──選挙無効判決の効果について
第二部　藤田宙靖先生と最高裁判所
　　〔聞き手〕　日本大学教授　蟻川恒正
　　　　　　　　神戸大学教授　中川丈久