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同志社大学法学叢書 6

沖縄の引き延ばされた占領

「あめりか世(ゆー)」の法的基盤

著:新井 京

紙版

内容紹介

沖縄の戦後を規定づけた「平和条約3条体制」の法的特徴はいかなるものであったか。また,その体制を可能たらしめたのは何か。本書は,法的な視座から,この体制の成立過程や合衆国・日本の政策決定の背景を分析し,今日に続く「沖縄問題」の淵源を探る。

目次

序論
第1部 他国/海外領域統治の法的枠組
 第1章 国際法上の他国領土統治・管理の枠組
 第2章 合衆国法上の領域統治・管理の枠組:「隠蔽された帝国」から「租借の帝国」へ
 第1部のまとめ
第2部 合衆国による沖縄統治の法的基盤およびその展開
 第3章 沖縄の戦時占領:本土「占領管理」との差異化
 第4章 平和条約後へ
 第5章 新たな「基本法」策定の試み
 第6章 正常化:社会経済政策の「改善」と「民主化」
第3部 アメリカ世と日本
 第7章 法的怪物としての平和条約3条:日本の受けとめ
 終 章

著者略歴

著:新井 京
同志社大学教授

ISBN:9784641046931
出版社:有斐閣
判型:A5
ページ数:358ページ
定価:7000円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LB