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音楽家の伝記 はじめに読む1冊 チャイコフスキー

著:ひの まどか

紙版

内容紹介

10歳から読めるクラシック音楽入門書。音楽が試聴できるQRコード付き!
●小学校5年生以上で習う漢字には、すべてルビをふっています。
●本の中に出てくる楽曲を、その場で試聴できるQRコード付き。
●音楽家の関連地図、人生年表などの付属資料も充実。
●図版も多数掲載。
●著者が選ぶ、おすすめの楽曲リスト「はじめにきく1曲」を紹介。

カバーイラスト:北澤平祐
シリーズデザイン:山田和寛(nipponia)

心やさしく傷つきやすい“ガラスの坊や”が、音楽で世界を征服するまで
「音楽を通して人の心を救いたい」――その一途な使命感に突き動かされ、みずからが理想とする音楽を追い求めたチャイコフスキー。《白鳥の湖》《くるみ割り人形》《眠れる森の美女》などで知られる愛らしい音楽を生み出し、ロシア・バレエの黄金時代を築いた作曲家の知られざる孤独と苦悩の人生をたどります。

※本書は一九八一年にリブリオ出版から刊行された作曲家の物語シリーズ『チャイコフスキー――クリンへ帰る旅びと』を増補改訂したものです。

目次

[目次]
プロローグ
第1章 モスクワへ
第2章 アンダンテ・カンタービレ
第3章 白鳥の湖
第4章 フォン・メック夫人
第5章 悲劇の結婚
第6章 旅から旅へ
第7章 突然の別れ
第8章 クリンの世捨て人
第9章 ファニー先生との再会
第10章 悲愴交響曲

注釈・参考文献
あとがき
チャイコフスキーの人生と歴史上の出来事
はじめにきく1曲

”わたしは弱い人間だが、弱いからこそ人の世の苦しみや悲しみを真剣に受け止め、それを芸術に昇華することができる。その芸術によって人々をなぐさめることができる。同じ悩みを抱える者がいると知れば、人は自分の運命にも耐えることができるだろう。この交響曲はわたしの魂のもっとも正直な告白だ。わたしの心の底からの叫びだ。これにこたえてくれる人々は、わたしと手を取り合って泣こうではないか。”(本文より)

著者略歴

著:ひの まどか
■著者について
ひの まどか
音楽作家。東京生まれ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。東京ゾリステンほかでヴァイオリニストとして活躍。東京藝術大学、故小泉文夫教授の下で民族音楽を研究。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る。現地取材がモットーで、「作曲家の物語シリーズ」(リブリオ出版・児童福祉文化賞を2度受賞)は全20巻中、19巻を手がけた。主な著書に『星の国のアリア』(講談社)、『総統のストラディヴァリ』(マガジンハウス)、『戦火のシンフォニー』(新潮社・第25回新日鐵住金音楽賞特別賞)。原案・監修に「学研 音楽まんがシリーズ」などがある。

ISBN:9784636972924
出版社:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
判型:4-6
ページ数:280ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVM