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ショパン その正しい演奏法 ―楽曲の背景・解説と分析・演奏のポイント―

著:下田 幸二

紙版

内容紹介

ショパン研究の第一人者・ピアニストである著者がショパンの7作品を歴史的な背景や理論的な楽曲分析にもとづいて解説した1冊。
学習者はもちろん、指導者にとってもショパンの演奏をステップ・アップさせるヒントが満載です。

▼この本を読むことで、こんな疑問が解決します。
・『小犬のワルツ』の最初のトリル、本当はどのくらい弾けばいいの?
・『幻想即興曲』の右手と左手のリズムを合わせるための練習方法は?
・ショパンの装飾音の正しい弾き方は?

演奏のポイントが入ったフルサイズの楽譜のほかに、参考演奏CDも付属しています。
演奏は野上真梨子氏によるもので、解説と楽譜とを照らし合わせながら聴いていただくことで理解が深まる内容です。

【目次】
・ショパンの生涯 ─ピアノの詩人の39年
・ショパンのエディション=版について

◆小犬のワルツ ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64?1
  楽曲の背景/楽曲解説・分析/演奏のポイント

◆幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66[遺作]
  楽曲の背景/楽曲解説・分析/練習方法/より簡単なペダリング/演奏のポイント

◆ポロネーズ 変イ長調[遺作]
  楽曲の背景/楽曲解説・分析/演奏のポイント

◆マズルカ 第5番 変ロ長調 5つのマズルカ 作品7?1
  楽曲の背景/楽曲解説・分析/演奏のポイント

◆エチュード 作品10?4 嬰ハ短調/作品25?1 変イ長調「エオリアン・ハープ」
  楽曲の背景
エチュード作品10?4:楽曲解説・分析/練習方法/演奏のポイント
  エチュード作品25?1:楽曲解説・分析/練習方法/演奏のポイント

◆スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
  楽曲の背景/楽曲解説・分析/ペダリングについて/
  ショパンの装飾音について/練習方法/演奏のポイント



※こちらの商品は『ショパン その正しい演奏法-楽曲の背景・解説と分析・演奏のポイント-(2010)』(GTP01085307)に一部、近年の研究で明らかになった情報などを加筆修正したものです。

目次

■収載曲 [全7曲を収載]
[1] 小犬のワルツ

[2] 幻想即興曲

[3] ポロネーズ第13番 変イ長調(遺作)

[4] マズルカ第5番

[5] エチュード 作品10-4

[6] エチュード 作品25-1

[7] スケルツォ第2番

著者略歴

著:下田 幸二
現在、桐朋学園音楽部門、昭和音楽大学、フェリス女学院大学音楽学部、相愛大学音楽学部各講師。日本演奏連盟会員。全日本ピアノ指導者協会正会員。大阪三木楽器開成館特別演奏家コース講師。1985年武蔵野音楽大学音楽学部卒業。1989年ポーランド政府給費生として、ポーランド国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科修了。1990年より8年間にわたり、ポーランド国立J.エルスネル高等音楽学校ピアノ科講師を務める。相馬信子、石黒祥義、リディア・コズベック、バルバラ・ヘッセ=ブコフスカの各氏に師事。その他、イェジー・スリコフスキ、タチアナ・シェバノワの各氏にも薫陶を受ける。ピアノ指導者として、音楽と技術のバランスがとれた具体的・実際的な指導に高い定評があり、数多くの優秀なピアニストを輩出。青少年ショパン国際ピアノ・コンクールやせんがわピアノオーディションをはじめとする国内外のコンクール審査員やセミナー講師を歴任。研究者としては、ショパンやポーランド音楽の専門家として信頼が篤い数多くの音楽誌へ執筆しているほか、CD、演奏会プログラムへの執筆も多い。

ISBN:9784636106824
出版社:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
判型:AB
ページ数:136ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2022年12月
発売日:2022年12月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVM