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帝国の崩壊 上

歴史上の超大国はなぜ滅びたのか

編:鈴木 董

紙版

内容紹介

軍事大国の経済破綻、改革の挫折、政治的緊張感の喪失…。アメリカ覇権の揺らぎ、ロシアの動き、米中「新冷戦」。激動の国際秩序を見通すために知りたい、歴代14帝国「崩壊」の道程を第一線の歴史学・考古学者陣が読み解く。

目次

序章 帝国の崩壊をめぐって 鈴木董
1章 「海の民」侵入による衰退説は真実か
―エジプト新王国の崩壊  近藤二郎
2章 宮殿焼失前の城壁拡張が示唆する、近づく戦争の脅威
―エーゲ文明(ミケーネ「帝国」)の崩壊 土居通正
3章 「食糧庫跡」が示す新たな仮説
―ヒッタイト帝国の崩壊 大村幸弘
4章 「世界最古の帝国」を滅ぼした4つの要因―アッシリア帝国の崩壊 山田重郎
5章 エジプト再征服による疲弊と「想定外」の敵
―アカイメネス朝ペルシア帝国の崩壊 春田晴郎
6章 後継者なき「大王」の早すぎた死とヘレニズム時代の開幕
―アレクサンドロス帝国の崩壊 森谷公俊
7章 軍事大国の財政破綻と求心力の喪失
―ローマ帝国の崩壊 倉橋良伸

著者略歴

編:鈴木 董
歴史学者 東京大学名誉教授

ISBN:9784634152120
出版社:山川出版社
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB