出版社を探す

加藤尚武著作集 第12巻 哲学史

著:加藤 尚武

紙版

内容紹介

この巻にはヘーゲル関連以外の哲学および哲学史関係の主要な論著が集められる。『20世紀の思想』(1997年)、『進歩の思想・成熟の思想』(1993年)のほか、長短8篇の単行本未収録論文を収録する。「哲学史は阿呆の画廊である」というヘーゲルのことばに集約される哲学研究(史)が孕む諸問題を日本の哲学現場の実態もふくめて検証し、「哲学史は哲学ではない」と著者は論断する。また独自のデカルト解釈をふまえて丸山眞男の近代主義にたいするよく知られた苛烈な批判も本巻の白眉となっている。
目次
『20世紀の思想――マルクスからデリダへ』(1997年 PHP研究所刊)
『進歩の思想・成熟の思想――21世紀前夜の哲学とは』(1993年 PHP研究所刊)
*単行本未収録論文
 ヘレニズムとヘブライズムの地平分離
 私の同時代人アリストテレス
 哲学史記述におけるデカルト像の変遷
 悪の哲学誌
 哲学史とは何か
 敗戦後の日本哲学史
 精神と知性の五〇年史
 環境・情報・生命――現代における哲学の可能性


 著者解題
 人名索引

目次

『20世紀の思想――マルクスからデリダへ』(1997年 PHP研究所刊)
『進歩の思想・成熟の思想――21世紀前夜の哲学とは』(1993年 PHP研究所刊)
*単行本未収録論文
 ヘレニズムとヘブライズムの地平分離
 私の同時代人アリストテレス
 哲学史記述におけるデカルト像の変遷
 悪の哲学誌
 哲学史とは何か
 敗戦後の日本哲学史
 精神と知性の五〇年史
 環境・情報・生命――現代における哲学の可能性


 著者解題
 人名索引

著者略歴

著:加藤 尚武
1937年、東京生まれ。
1960年、東京大学教養学部学生として安保闘争に参加。
1963年、東京大学文学部哲学科を卒業。東京大学文学部助手、山形大学教養部講師・助教授、東北大学文学部助教授、千葉大学文学部教授、京都大学文学部教授、鳥取環境大学学長、東京大学医学系研究科特任教授を歴任。元日本哲学会委員長。日本学術会議連携会員、京都大学名誉教授。
《専門》
ヘーゲル哲学、環境倫理学、生命倫理学。現在は、徳倫理学、貢献心、利他主義の研究開発に従事している。
《受賞》
哲学奨励山崎賞(1979年)、和辻哲郎文化賞(1994年)、紫綬褒章(2000年)、建築協会文化賞(2002年)
《主な著書》
『ヘーゲル哲学の形成と原理』未來社、1980年

ISBN:9784624936129
出版社:未來社
判型:A5
ページ数:524ページ
定価:7800円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DNT