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子どもの健全な成長のための 外あそび推進ガイド

編:前橋 明

紙版

内容紹介

今日、生活環境の利便化・夜型化、外あそびの時間と場の減少により、生活リズムや食生活の乱れ、肥満や視力低下、運動不足などの子どもたちが増加している。さらに、コロナ禍の外出自粛により、心の健康問題も顕在化している。子どもの健康福祉を研究してきた編著者が、健全な子どもの育成に必要な環境整備と人材育成の必要性を政府へ提言し、外あそび推進活動を展開。本書は、「外あそび」の重要性と理論、実践を紹介する。

目次

はじめに

序 章 本書の構成


 第Ⅰ部 理論編――子どもたちの現状と外あそびの必要性

第1章 子どもの健全な成長のための外あそびの推進について
 1 外あそびの時間やあそび場の確保が難しくなっている背景
 2 近年の子どもたちが抱えさせられている,外あそびの減少による健康上の問題点
 3 子どもが抱える問題への対策と課題
 4 外あそびの魅力について考えてみよう

第2章 子どもの発育と,外あそびの役割と効果
 1 子どもの発育プロセスを知ろう
 2 子どもにとっての外あそびの役割と効果
 3 外あそびにより,子どものどんな力が伸びるのか

第3章 公園遊具の意義と安全性
 1 公園遊具の意義と役割および近年の公園づくりや整備の特徴
 2 公園遊具と安全性,遊具の定期点検

第4章 外あそびの安全管理とケガの手当て
 1 外あそびにおける安全管理の現状と課題
 2 子どもたちが安全に遊ぶための工夫
 3 子どものケガの手当て・対応と安全管理

理論編 学習チェック問題例


 第Ⅱ部 実践編――子どもの健全な育成のための外あそび

第5章 安全な外あそびのための心得
 1 指導の基本
 2 指導上の留意事項
 3 外あそびの指導者に期待すること
 4 子どもたちが外で安全に遊ぶための工夫
 5 あそびや運動のつまずきと子どもへの対応

第6章 からだを動かす外あそび
 1 基本の運動あそび
 2 身近なものを使ったあそび
 3 親子ふれあいあそび・ふれあいあそび
 4 鬼あそび
 5 リズムあそび・親子ダンス
 6 運動会あそび
 7 児童期に適した外あそび

第7章 自然との関わりの中での外あそび
 1 自然あそびの意義と役割
 2 戸外の活動や四季の自然あそび
 3 身近に楽しめる散歩あそび

第8章 コロナ禍における外あそび
 1 コロナ禍における外あそびと,実施上の留意事項
 2 コロナ禍でできうる運動や外あそび
 3 子どもの保育・教育,子ども支援現場での感染症対策

実技編 課題例


【資料1】子どもの健全な成長のための外あそび推進の会 取り組みの経緯
【資料2】外あそび環境の整備のための要望書

おわりに
索 引

著者略歴

編:前橋 明
2024年6月現在
早稲田大学人間科学学術院 教授,医学博士
子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会代表
国際幼児体育学会会長,国際幼児健康デザイン研究所顧問
インターナショナルすこやかキッズ支援ネットワーク代表

ISBN:9784623097173
出版社:ミネルヴァ書房
判型:A5
ページ数:236ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2024年06月
発売日:2024年06月13日