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いわき発ボランティア・ネットワーク

ソーシャル・キャピタルの視点から

著:子島 進
著:中村 靖治

紙版

内容紹介

福島県いわき市におけるボランティア活動の記録から、ボランティア、ボランティア・ネットワーク、リーダーの特徴について考察する。参集するいわき市内外のボランティアにおける信頼関係の深化や新たなつながりの生成といった観点から論じる。

目次

はじめに

第1章 地震、津波、原発事故
 1 地震発生時の状況
 2 津波の襲来
 3 原発事故

第2章 行動を起こした人々
 1 メディア
 2 救援・捜索
 3 小売業・飲食店
 4 医療・福祉関係
 5 学校・公民館関係者
 6 自治体からの派遣
 7 ボランティア・NPO

第3章 オリーブプロジェクト
 1 いわきで生まれたプロジェクト
 2 松崎康弘さん──インサイダーにしてアウトサイダー
 3 中野におけるプロジェクト支援
 4 Gakuvo
 5 松崎さんの苦難

第4章 天空の里プロジェクト
 1 ふくしまオーガニックコットン
 2 福島裕さん──アウトサイダーにしてインサイダー
 3 ネットワークの広がり1 ソニーボランティアバス
 4 ネットワークの広がり2 いわきからの参加者

第5章 ソーシャル・キャピタルから見るボランティア・ネットワーク
 1 ソーシャル・キャピタル
 2 ボランティアの原初形態
 3 連結型の難しさ
 4 橋渡し型リーダーの特徴1──松崎康弘=インサイダーにしてアウトサイダー
 5 実行委員会が生み出したソーシャル・キャピタル
 6 橋渡し型リーダーの特徴2──福島裕=アウトサイダーにしてインサイダー
 7 消えゆく集落と立ち現れるCSA

引用文献
おわりに

コラム
 1 ゼミ生たちはその日どこにいて、何をしていたのか?
 2 岡田健一さん──いわきでボランティアをした東洋大学卒業生
 3 災害ボランティアに出かけて被災しそうになった話
 4 コットンの日に寄せて
 5 FOOD PROJECT FUKUSHIMA(FPF)

著者略歴

著:子島 進
2023年5月現在
東洋大学国際学部教授
著:中村 靖治
2023年5月現在
共同通信社福島支局いわき通信員

ISBN:9784623094677
出版社:ミネルヴァ書房
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年05月
発売日:2023年05月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS