はじめに
第Ⅰ部 中等理科教員としての心構え
第1章 4年間を見通した教職教育の学び方
1 理科教員となるには何をどのように学べばよいか
2 4年間を見通した計画的な学び
第2章 教育実習では何が評価されるか
1 教育実習で育成が期待される資質・能力
2 理科に関して教育実習で身に付けたい基本的な知識・理解
3 様々な視点からの教育実習での評価
4 教育実習での評価を活かす方法
第3章 教員採用試験では何が問われるのか
1 採用試験の突破に向けて
2 教職に対する基本的な知識・理解
3 問われる教職や地域に対する熱意
4 面接で問われる人間性
5 短時間で問われる授業力
第4章 理科教員としてのライフスタイル・ライフワーク
1 教師生活のスタート
2 理科授業の展開
3 先端科学も記された教科書の内容を理解することの大切さ
4 理科教員としての資質・向上を目指して
5 理科教員としてのライフワーク【応用編】
第Ⅱ部 理科の授業づくりの基盤
第5章 中等理科教育の変遷過程──中等教育の確立をめぐって
1 中学校「理科」の誕生をめぐって
2 学校令は「理科」誕生の原点——理科の原点を知ろう
第6章 戦後の理科教育の推移──現行の学習指導要領を読み解くために
1 平和的で民主的な市民の育成を目指して
2 経験主義から系統主義への移行──昭和30年代から40年代
3 系統主義から再び経験主義へ──平成時代の理科教育
4 理科の見方・考え方による探究活動へ
第7章 教材論
1 学習指導要領,教育課程と教材との関わり
2 授業づくりと教材との関わり
3 教科内容を左右する要因について
4 教材開発について
第8章 学習論
1 学習者の論理を意識することの意味
2 学習科学の展開と学習観の転換
3 学力観の問い直しと学習者主体の授業への改革
第9章 教授・学習論
1 授業づくりの軸の再確認
2 「展開のある授業」を組み立てるために
3 深い学びを実現するために
第10章 教育評価
1 学校教育と教育評価の基本
2 教育評価の実際
3 教育評価の期待と課題
第Ⅲ部 授業づくりの場面
第11章 授業の設計図としての学習指導案──実施可能な指導案目指して
1 学習指導案は何のために書くのか──学習指導案のイロハ
2 学習指導案には何が書かれているか──3つのポイント
3 実施可能な指導案づくりのために──指導案を読み解く
第12章 物理の系統的学びのねらいと授業構成──事例研究と指導案への活かし方
1 物理で何を学ばせるか──教材としての物理,特色と構成
2 物理分野における小中高の系統性──内容の系統性と指導での差異点
3 授業の実際──中学校を事例として
4 授業の実際──高等学校を事例として
第13章 化学の系統的学びのねらいと授業構成──事例研究と指導案への活かし方
1 化学で何を学ばせるか──教材としての化学,特色と構成
2 化学分野における小中高の系統性──内容の系統性と指導での差異点
3 授業の実際──中学校を事例として
4 授業の実際──高等学校を事例として
第14章 生物の系統的学びのねらいと授業構成──事例研究と指導案への活かし方
1 生物で何を学ばせるか──教材としての生物,特色と構成
2 生物分野における小中高の系統性──内容の系統性と指導での差異点
3 授業の実際──中学校を事例として
4 授業の実際──高等学校を事例として
第15章 地学の系統的学びのねらいと授業構成──事例研究と指導案への活かし方
1 地学で何を学ばせるか──教材としての地学,特色と構成
2 地学分野における小中高の系統性──内容の系統性と指導での差異点
3 授業の実際──中学校を事例として
4 授業の実際──高等学校を事例として
第16章 教科内容の系統性・構造化と探究活動
1 教科内容の系統性と構造化──カリキュラムを考える視点
2 中・高等学校理科で強調された探究活動
3 探究活動を考えるにあたって──悟りは脚下にある
第Ⅳ部 中等理科教員としての専門性
第17章 学び続ける教員としての教材研究のあり方
1 あらためて,教材とは何か
2 どのように教材研究を進めればよいか
第18章 教育学的知見の活用の仕方——特色ある授業づくりのために
1 特色ある授業づくりのために──基礎基本の大切さ
2 リアリティーからアクチュアリティーへ
3 活用ベースの教材研究を
引用・参考文献
おわりに
付 録
中学校学習指導要領第2章第4節 理科
小学校・中学校理科と「物理基礎」「化学基礎」の「エネルギー」「粒子」を柱とした内容の構成
小学校・中学校理科と「生物基礎」「地学基礎」の「生命」「地球」を柱とした内容の構成
索 引