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ミネルヴァ日本評伝選

源 頼朝

すでに朝の大将軍たるなり

著:川合 康

紙版

内容紹介

源 頼朝(1147年から99年)征夷大将軍・鎌倉幕府の創始者。
平治の乱に敗れ伊豆に流されるも一転、平氏打倒の挙兵後、鎌倉を本拠に勢力を伸ばした源頼朝。反乱軍として出発しつつもやがて天下を平定、武家政権の基礎を確立した、その足跡と人物像に迫る。

目次

序 章 頼朝の遺産
 1 頼朝の死
 2 公武協調の枠組み

第一章 河内源氏の繁栄と低迷――義朝以前
 1 河内源氏三代
 2 河内源氏の低迷と分裂

第二章 幼年期の頼朝と保元の乱
 1 頼朝の誕生
 2 保元の乱の勃発
 3 頼朝の出仕

第三章 平治の乱と伊豆配流
 1 平治の乱の展開
 2 義朝の滅亡
 3 頼朝の伊豆配流

第四章 流人頼朝の挙兵
 1 流人の生活
 2 挙 兵
 3 石橋山での大敗

第五章 頼朝率いる反乱軍の動向
 1 鎌倉への進軍
 2 頼朝軍による関東の制圧
 3 反乱軍の軍事体制
 4 平清盛の死と戦線の膠着化
 5 平氏軍との和平提案

第六章 流動化する内乱情勢の行方
 1 北陸道遠征の失敗と平氏一門の都落ち
 2 諸国源氏の入京と寿永二年十月宣旨
 3 鎌倉軍の京都制圧と伊勢平氏との同盟

第七章 頼朝の変貌と鎌倉幕府権力の展開
 1 元暦元年の御家人統制
 2 屋島・壇ノ浦合戦と地頭制の展開
 3 義経の反乱と頼朝の朝廷干渉

第八章 頼朝の政治と建久の「平和」
 1 頼朝「神話」の創造
 2 建久元年の上洛と地頭・御家人制の整備
 3 建久六年の上洛と仏法守護
 4 建久の「平和」

参考文献
あとがき
源頼朝略年譜
人名・事項索引

著者略歴

著:川合 康
2021年6月現在
大阪大学大学院文学研究科教授

ISBN:9784623092123
出版社:ミネルヴァ書房
判型:4-6
ページ数:410ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年06月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB