まえがき
第1章 ソーシャルワーク演習の学び方
1 なぜソーシャルワークを演習で学ぶのか──人に関わる力を身に付ける
2 ソーシャルワーク演習という授業
3 ソーシャルワーカーになるということ
4 社会福祉士の資格とソーシャルワーク
5 ソーシャルワーカーってこんな専門職
第2章 ソーシャルワークを体験する
1 なぜソーシャルワーカーには体験学習が必要なのか
2 ソーシャルワークや社会福祉士の役割を学ぶ
3 人権・権利を考える
4 社会福祉士の倫理綱領を学ぶ
5 自分の価値観と他者の価値観の違いを考える──価値観①
6 ソーシャルワークにおける価値を考える──価値観②
7 言葉を中心にしたコミュニケーションを考える──コミュニケーション①
8 非言語コミュニケーション(面接での座る位置)を考える──コミュニケーション②
9 グループワークの展開過程──準備期・開始期・作業期・終結
10 ロールプレイの展開過程
11 ロールプレイを通して考える──クライエントを理解する①
12 地域における支援事例を通して考える──クライエントを理解する②
13 個人と制度を考える
14 記録の技法を学ぶ──面接場面の逐語記録を基にした相談票の作成
15 導入期のソーシャルワーク演習──振り返りとまとめ
第3章 クライエントとの出会いと支援の始まり──ソーシャルワークの支援過程を体験的に学ぶ①
1 インタビューから他者を知る──他者理解
2 援助関係を作る
3 手紙による相談への対応──対象者の理解①
4 手紙の返事にみる理解の多様性──対象者の理解②
5 専門職としての聴く・話す体験──面接技術①
6 受容的な関わり──面接技術②
7 日常生活から面接への展開──生活場面面接①
8 言葉だけでなく話す人を理解する──生活場面面接②
9 生活場面のグループワーク──生活場面面接③
10 福祉事務所における面接
11 婦人相談所における面接
12 障害者相談支援事業所における面接
13 病院における面接
14 社会福祉協議会における面接
15 自らの成長を確認する──自己評価
第4章 支援の展開と評価──ソーシャルワークの支援過程を体験的に学ぶ②
1 ソーシャルワークの始まり
2 問題の発見
3 アウトリーチ
4 インテーク
5 面接記録の技法
6 情報収集──アセスメント①
7 面接の実際──アセスメント②
8 情報分析とニーズ把握──アセスメント③
9 記録作成──アセスメント④
10 ニーズを支援につなげる──プランニング①
11 支援計画を立てる──プランニング②
12 誰にどのような点をどのタイミングで確認するのか──モニタリング①
13 面接をしてクライエントの生活の経過観察を行う──モニタリング②
14 評価と終結──支援関係の終了:別れへの準備
15 自己覚知の体験──全体の振り返り
第5章 メゾ・マクロレベルへの展開──視点・問題意識とアプローチの方法
1 ソーシャルワークの新たな課題への支援を学ぶ──実習の事前学習を兼ねて
2 実習の事前課題──演習課題①
3 実習の事後課題──演習課題②
第6章 専門職の機能と役割──ソーシャルワークの実際を学ぶ
1 災害におけるソーシャルワーク
2 ホームレスへの生活支援
3 建設現場の宿舎で生活する胃がん患者──入院と退院の支援
4 ひきこもりへの支援
5 認知症の可能性のある人へのアウトリーチ
6 孤立化する人々──孤独死対策から考える
7 若者の孤立と自死
8 終末期医療・看取り
あとがき
索 引