叢書刊行にあたって
はじめに
序 章 地域コミュニティの課題と可能性
1 地域コミュニティとは
2 宇治市におけるコミュニティ活性化の取り組み
3 地域コミュニティと支援のあり方――他市町村の事例から
4 コミュニティをひらくことができるのか
コラム1 子育て世代の地域活動――気づきを表現する場とつながり
第Ⅰ部 大学と地域が編み出す防災
第1章 当事者意識を持てる自主防災組織のつくり方――宇治市を事例として
1 災害における公助の限界と求められる共助
2 宇治市における自然災害と人々の意識
3 地域と大学が取り組む防災行動――マイ防災マップ作りと福知山市・佐用町との交流
4 地域の防災力を高めるために
コラム2 南陵町自治会での防災の取り組み
第2章 災害復興ボランティアと大学教育
1 宗教情操を育て社会に活かす建学の理念――東日本大震災と「ともいき」
2 身体性をはぐくむ体験学習の重要性
3 「現場(被災地/被災者)」の持つ力
4 いかに自己を認識するか――愚かさを自覚する「環愚セミナー」
5 大学の活動と地域の関わり
コラム3 地域ボランティアセンターと大学の連携
第Ⅱ部 協働でつくる環境と文化
第3章 都市型環境教育による循環型社会形成への期待
1 日本における環境教育の歴史――公害教育と自然保護による情操教育
2 地域でコミュニケーションを実践するプロジェクト
3 学生生活の不用品を楽しく譲る仕組み「大学リユース市」
4 京都文教大学でのリユース市
5 都市型環境教育の効果と期待
コラム4 宇治の音風景
第4章 文化のまちづくり――宇治「源氏ろまん」事業を事例として
1 文化政策の移り変わり
2 岐路に立つ宇治市の文化行政
3 宇治の文化を活かす「源氏ろまん」事業――「紫式部文学賞・市民文化賞」と「宇治十帖スタンプラリー」を中心に
4 宇治市の文化事業の評価――金沢市・岡山市との比較をもとに
5 新たな宇治市の文化政策に向けて
コラム5 地域クラウド交流会の試み
第Ⅲ部 新たなつながりで未来をつくる
第5章 企業と育てる地域人材――京都文教ともいきパートナーズの挑戦
1 「ともいき(共生)キャンパス」の実現に向けて
2 地域で育つ学生――大学と地域,正課と課外活動の往還
3 継続するための仕組みづくり――顔が見える関係づくり
4 COCからCOC+,その先へ
コラム6 地域企業としての人材育成と学生への期待
第6章 フューチャー・デザインとは何か
1 フューチャー・デザインとは何か
2 人の性質と社会制度
3 ヒトの将来可能性とフューチャー・デザイン
4 フューチャー・デザインの実践
5 フューチャー・デザインの未来
コラム7 市民発「フューチャー・デザイン宇治」が描く〈宇治の未来〉
第7章 フューチャー・デザインで描くコミュニティの未来――宇治市の取り組み
1 フューチャー・デザインとの出会い
2 宇治市におけるフューチャー・デザインの取り組みの始まり
3 フューチャー・デザインの展開
4 さらにフューチャー・デザインを進めるために
おわりに
索 引