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障碍のある子どものための教育と保育 5

物語で読む障碍のある子どもの家族のレジリエンス

著:渡邉 照美
著:菅原 伸康

紙版

内容紹介

障碍のある子どもの家族のレジリエンスとは何か――。母親、きょうだい、父親が語るエピソードを交えながら、障碍児者の家族とそうではない家族、育児、生活の共通点と差異に注目し、家族の心理に関する研究のレビューを行う。障碍児者の家族を対象にしたレジリエンス研究から見えてくる、家族が直面する現実と課題についてまとめ、家族に本当に必要な支援について考える。

目次

まえがき

第1章 知的障碍の子どもの家族
 1 知的障碍とは
 2 ハヤトさんをめぐる思い(中村さん親子)
 3 ダウン症の子どもを育てる母親
 4 ナオトさんをめぐる思い(伊藤さん)

第2章 肢体不自由の子どもの家族

 1 肢体不自由とは
 2 リクさんをめぐる思い(沢田さん親子)
 3 マイコさんをめぐる思い(高橋さん)
 4 タケルさんをめぐる思い(藤原さん)
 5 メグミさんをめぐる思い(平野さん)

第3章 発達障碍の子どもの家族
 1 発達障碍とは
 2 ケンタさん・タクミさんをめぐる思い(山田さん親子)

第4章 障害のある子どもの親の心理過程
 1 障害のある子どもをもつ親の受容研究
 2 子どもの障害の種類と程度による母親の障害の受け止め方
 3 育児におけるストレス
 4 レジリエンス

第5章 母親の人生を生きる
 1 母親自身のアイデンティティ
 2 働くということ
 3 親亡き後を考える

第6章 きょうだいを産むことときょうだいになること
 1 母親が次子を産もうと考えるとき
 2 きょうだいになること

第7章 障碍のある子どもの父親として生きる
 1 障碍のある子どもの父親に関する研究
 2 妻(子どもの母親)が語る夫(子どもの父親)への思い
 3 夫(子どもの父親)の思い

あとがき

著者略歴

著:渡邉 照美
2021年3月現在
佛教大学教育学部准教授
著:菅原 伸康
2021年3月現在
関西学院大学教育学部教授

ISBN:9784623089826
出版社:ミネルヴァ書房
判型:B5
ページ数:144ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2021年03月
発売日:2021年02月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNS