出版書誌データベース

保育士養成課程の社会福祉のテキスト。保育現場で活躍するために必要な事項と様々な機関・施設と連携するための基礎知識を網羅。また福祉を、インフォーマルな資源だけでは困難な一人ひとりの「健康で文化的な生活」の実現に向けた社会全体の活動と捉え、その考え方・しくみ・方法についてわかりやすく解説する。

「シリーズ・保育の基礎を学ぶ」刊行にあたって
まえがき

第１章　現代社会と福祉──固有の理念と社会状況による変化を見る
　１ 社会福祉とは何か──その理念と概念
　２　子ども家庭支援と社会福祉

第２章　社会福祉の歩み
　１ 第２次世界大戦以前
　２ 第２次世界大戦後から高度経済成長期
　３ 低経済成長と福祉見直し・日本型福祉社会
　４ 社会福祉基礎構造改革とその後の展開
　５ 諸外国の動向──イギリス・アメリカ・スウェーデン

第３章　社会保障・社会福祉の制度と法体系
　１ 社会保障及び関連制度
　２ 社会福祉の制度と法体系

第４章　社会福祉の行財政と実施体系
　１ 社会福祉の行財政
　２ 社会福祉の実施機関
　３ 社会福祉の担い手

第５章　ソーシャルワークの理論と方法
　１ ソーシャルワークとは何か
　２ ソーシャルワークの理論・視点
　３ ソーシャルワークの意義と機能
　４ ソーシャルワークの対象と実践過程
　５ ソーシャルワークの方法と実践技術

第６章　現代の社会問題と保育・福祉サービス
　１ 利用者の保護に関わる仕組み──虐待予防と利用者・職員の自己実現に向けて 
　２ 子どもの貧困と保育
　３ 終末期ケアと子どもの関わり
　４ 災害弱者を守るまちづくり
　５ 矯正施設退所者への社会復帰支援
　６ 地域福祉の推進と社会福祉
　７ 共生社会の実現──障害者福祉から見た課題

索　　引

編：井元　真澄
2020年４月現在
梅花女子大学心理こども学部教授

編：坂本　健
2025年1月現在
白百合女子大学人間総合学部教授