公認心理師の基本を学ぶテキスト 監修者の言葉
序 章 心理学統計法を学ぶ目的と概要(浅川淳司)
1 心理学統計法を学ぶ目的
2 本書の構成
第Ⅰ部 統計に関する基礎知識
第1章 データの整理と視覚化(郷式 徹)
1 測定結果の整理
2 変数の種類
3 尺度水準
4 データの要約と可視化──度数分布表とヒストグラム
5 代表値
第2章 データの散らばりと分布(郷式 徹)
1 データの散らばり(散布度)
2 標本と母集団
3 正規分布
4 中心極限定理と標準誤差
第3章 統計的推定(郷式 徹)
1 点推定と区間推定
2 心理学の科学性
3 検定の考え方
第4章 相 関(郷式 徹)
1 散布図と相関関係
2 相関係数
3 相関関係の注意点
4 因果関係と相関関係
5 回帰直線と回帰係数
第Ⅱ部 心理学で用いられる統計手法
第5章 平均値の比較──分散分析(郷式 徹)
1 t検定
2 1要因分散分析
3 分散分析と多重比較
コラム 分散分析と多重比較
第6章 2要因以上の分散分析と交互作用(郷式 徹)
1 2要因分散分析と交互作用
2 線形モデルとしての2要因以上の分散分析の考え方
3 3要因以上の分散分析
4 4要因以上の分散分析
第7章 ノンパラメトリック検定I──2×2までのクロス表の分析手法(山田真世・浅川淳司・郷式 徹)
1 二項検定──1変数で2カテゴリーの比率の比較
2 χ2検定(適合度の検定)──1変数で3カテゴリー以上の比率の比較
3 2×2のクロス表の分析──2変数の対応のない2条件の検定
4 フィッシャーの直接法
5 マクネマーの検定──2変数の対応のある2条件の検定
第8章 ノンパラメトリック検定Ⅱ──2×2を超えるクロス表の分析手法(浅川淳司・山田真世・郷式 徹)
1 2×2を超えるクロス表の分析──対応のない2変数で少なくとも1つの変数が3条件以上の検定
2 コクランのQ検定──一方の変数が対応のある3条件以上で,もう一方の変数が2条件以上の検定
3 下位検定
4 3変数以上の比率の差の検定方法
第Ⅲ部 多変量解析
第9章 重回帰分析(水野君平)
1 説明変数と目的変数の関連──偏回帰係数と標準化偏回帰係数
2 重回帰分析によるモデルの説明力(予測力)
3 様々な説明変数
4 重回帰分析の結果の読み方
第10章 因子分析(郷式 徹)
1 因子分析の概要と目的
2 因子分析の結果の読み方
3 確証的(確認的)因子分析
4 因子分析と主成分分析の違い
第11章 様々な多変量解析(水野君平)
1 媒介分析
2 一般化線形モデル
3 階層線形モデル
4 その他の多変量解析
第12章 共分散構造分析(徳岡 大)
1 共分散構造分析の概要
2 パス図の見方とモデル適合度
3 パス解析や構造方程式モデリングと結果の見方
4 パス解析や構造方程式モデリングの留意事項
第13章 心理統計のパラダイムシフト(郷式 徹)
1 古典的テスト理論と項目反応理論
2 メタ分析
3 ベイズ統計学
索 引