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よくわかる!教職エクササイズ 1

教育原理

編著:島田 和幸
編著:高宮 正貴

紙版

内容紹介

「よくわかる!教職エクササイズ」の第1巻。簡潔でわかりやすい講義形式の教職テキスト。アクティブラーニングを視野にディスカッション課題、演習課題も充実した構成で「自ら作り上げるテキスト」を目指します。また、教員採用試験に対応した「復習問題」、「人名・重要語句」なども豊富に掲載。あらゆる学びが可能で実践でも役立つ教職をめざす初学者に最適な教科書。

目次

はじめに

第1講 オリエンテーション 子どもの発達と教育の目的
 1 共同体社会の教育
 2 近代以降の教育
 3 デュルケームによる「方法的社会化」としての教育
 【知っておくと役立つ話】教育学と教育科学

第2講 教育とは何か
 1 人間とは何か
 2 人間に固有の営みとしての教育
 3 教育、形成、教化
 【知っておくと役立つ話】教育と教授/形式陶冶と実質陶冶

第3講 教育の歴史①学校の歴史
 1 学校の歴史
 2 公教育の思想
 【知っておくと役立つ話】一望監視施設と近代の規律権力

第4講 教育の歴史②海外の教育史(古代ギリシアの教育思想)
 1 古代ギリシアにおける教育文化
 2 古代ギリシアの哲学者たち
 3 ソフィスト的弁論術と教養観の拡大
 【知っておくと役立つ話】アカデメイアとリュケイオン

第5講 教育の歴史③海外の教育史(近代の教育思想)
 1 コメニウス
 2 ロック
 3 ルソー
 4 カント
 5 なぜ教育思想を学ぶのか
 【知っておくと役立つ話】家庭教師を務めていた教育思想家たち

第6講 教育の歴史④海外の教育史(近代教育学の成立〜新教育運動)
 1 近代教育学の夜明け─実践のための理論/理論のための実践
 2 子どもたちが育つ場所という構想と実践
 3 学問としての教育学の成立
 4 教育実践を再構成するために
 【知っておくと役立つ話】ブルーナーと「系統主義」の教育思想

第7講 教育の歴史⑤日本の教育史
 1 近世の文字文化と民衆
 2 近代学校の出発
 3 公教育の普及
 4 ヘルバルト学派への批判と「新教育」の展開
 5 戦中戦後の学校教育と本講のまとめ
 【知っておくと役立つ話】成城小学校

第8講 「教える」という仕事①教育課程と授業の計画
 1 教育課程とカリキュラム
 2 カリキュラムの類型
 3 学習指導要領とその変遷
 4 教育関係法令と学習指導要領の「基準性」
 5 授業計画
 【知っておくと役立つ話】カリキュラム編成・開発と教科書


第9講 「教える」という仕事②教育課程と授業の実践
 1 授業を計画する
 2 授業を実践する
 3 授業を振り返る─よりよい授業への改善
 【知っておくと役立つ話】授業をつくる──授業の実際(「導入」「展開」 「終末」)と教材研究

第10講 「教える」という仕事③教育評価
 1 教育評価を考える前に
 2 教育評価の目的
 3 教育評価の時期
 4 評価の主体
 5 評価の方法
 6 これからの教育評価
 7 カリキュラム・マネジメント
 8 教育評価の課題
 【知っておくと役立つ話】評価(evaluation)とアセスメント(assessment)
 
第11講 「教える」という仕事④学校・学級の経営
 1 学校経営
 2 学級経営
 【知っておくと役立つ話】「学級開き」の当日、担任の思いをシンボルで語る

第12講 学び続ける教師となるために
 1 学び続ける教師とは
 2 教師が学び続ける資質・能力を確立していく過程について
 3 伸び続ける志のある教師に
 【知っておくと役立つ話】「求められる教師像」「学び続ける教師像」の今昔

第13講 社会教育と生涯学習
 1 社会教育
 2 生涯学習
 3 社会教育、生涯学習の取り組みと課題
 4 社会教育の施設と職員
 5 公民館
 6 学校教育との連携、協働に向けて
 【知っておくと役立つ話】学校と社会をつなぐ学社連携

第14講 地域社会と学校
 1 地域と学校の連携
 2 地域と学校の連携のための制度
 3 地方創生と学校
 【知っておくと役立つ話】地域社会の範囲は?

第15講 現代日本の教育問題
 1 いじめ・不登校問題と子どもの貧困問題
 2 国際化・情報化とこれからの教育
 【知っておくと役立つ話】論理的思考力を育む「プログラミング教育」


復習問題の解答
索引

ISBN:9784623081769
出版社:ミネルヴァ書房
判型:B5
ページ数:208ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2018年10月
発売日:2018年10月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNA