序 章 なぜ体罰はなくならないのか
1 はじめに
2 本書の目的
3 本書の展開方法
第Ⅰ部 体罰の実態の概観
第1章 日本の体罰の実態
1.1 大阪市立桜宮高等学校男子生徒の体罰死事件
1.2 文部科学省による体罰の実態把握
1.3 文部科学省による運動部活動指導のガイドライン
1.4 東京都教育委員会による都内公立学校における体罰の実態把握
【資料1】体罰の実態把握
──文部科学省第2次報告〈平成25年8月9日〉から
第2章 法概念としての体罰
2.1 行政解釈
2.2 学 説
第3章 体罰禁止の理念──日本型と英米型の比較
3.1 日本型
3.2 英米型
3.3 日本型と英米型の比較
第4章 日本の体罰論をめぐる問題点と課題
4.1 体罰概念の混乱──教育論と法理論の混在
【大阪高裁判決(1955年)】
【東京高裁判決(1981年)】
【大阪高裁判決(1955年)の判決理由】
【東京高裁判決(1981年)の判決理由】
4.2 教育論と法理論の接点を求める必要性とその課題
第Ⅱ部 体罰概念の明確化と混乱の克服
第5章 教育倫理学的アプローチの意義と方法
5.1 教育論と法理論の接点を求める教育倫理学的アプローチの試み
5.2 教育倫理学的アプローチの目的と方法
5.3 教育倫理学的アプローチによって期待されること
第6章 「体罰概念の混乱」の克服Ⅰ
──古典的な教育論・教育学に学ぶ:エラスムスの教育論から
6.1 教師の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」
6.2 教師を追い詰める加担者の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」
第7章 「体罰概念の混乱」の克服Ⅱ
──古典的な教育論・教育学に学ぶ:ルソーの教育論『エミール』から
7.1 教師の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」
7.2 教師を追い詰める加担者の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」
第8章 「体罰概念の混乱」の克服Ⅲ
──古典的な教育論・教育学に学ぶ:カントの教育学から
8.1 教師の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」
8.2 教師を追い詰める加担者の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」
第9章 教育の倫理的態度の追求と「体罰概念の混乱」の克服
9.1 教育論と教育の倫理的態度
9.2 「体罰概念の混乱」の克服
補 説 道徳的考察とミュージカル
【資料2】三原市立第二中学校におけるミュージカル創作の記録
第10章 教育倫理学的アプローチによる体罰概念の構築
10.1 教育倫理学的アプローチの必要性と妥当性
10.2 体罰概念の構築
第11章 体罰が容認されない学校に向けて
11.1 学校現場の体罰リテラシー
11.2 学校の家庭化
11.3 学校の社会化
11.4 専門的教育空間としての学校の再生
結 語
あとがき
引用文献一覧
参考文献一覧