出版社を探す

リスク管理のための社会安全学

自然・社会災害への対応と実践

編:関西大学社会安全学部

紙版

内容紹介

安全・安心な社会への被害防止と軽減の方策

目次

巻頭言
はしがき

 第Ⅰ部 生活に潜むリスクとその防止
第1章 消費生活における安全と消費者庁の消費者行政(秋山まゆみ)
 1 設立6年目を迎えた消費者庁
 2 消費者庁設立の背景と現状
 3 消費者庁による消費者行政の問題点
 4 消費者安全調査委員会による消費者事故等の調査
 5 消費生活における安全の向上と消費者庁に求められる役割

第2章 情報危機管理とビッグデータ(高野一彦)
    ——わが国の個人情報保護法制への提言と企業コンプライアンス
 1 個人情報とプライバシー保護における問題の所在
 2 国際的整合:EUデータ保護指令との比較を中心として
 3 企業から見たわが国の個人情報保護法の「有効性」の課題
 4 EU一般データ保護規則提案への企業の対応
 5 新たな個人情報保護法への提言:監督機関と法的制裁を中心として
 6 企業の情報法コンプライアンス・危機管理

第3章 企業の社会的責任と消費者の安全(小澤 守・安部誠治)
    ——パロマ湯沸器事故とその教訓
 1 パロマ湯沸器による連続事故
 2 ガス湯沸器開発の歴史
 3 当該湯沸器は欠陥製品だったのか
 4 事故の態様とパロマ社の問題点
 5 湯沸器の安全確保への教訓

第4章 保険制度による減災効果の検証(桑名謹三)
 1 減災のための政策について
 2 保険料による減災インセンティブ
 3 資力不足の問題の解消
 4 減災効果の検証事例と今後の展望

 第Ⅱ部 災害予防のためのリスク管理
第5章 予防への災害リスク評価手法(河田惠昭)
 1 なぜ災害リスクの評価が必要なのか
 2 被害評価の具体的な問題点
 3 災害リスク評価手法の開発過程
 4 解析に用いる集合知
 5 アンケート調査
 6 回答者の属性と回答結果の概要
 7 新聞記事の使用語数による被害の定量化
 8 首都直下地震による被害額の推定

第6章 安全・迅速な出口退出のシミュレーション(川口寿裕)
 1 安全な避難と避難シミュレーション
 2 避難シミュレーションの分類
 3 離散要素法
 4 出口退出シミュレーション
 5 歩行者モデルの精密化と今後の課題

第7章 ゲリラ豪雨と斜面崩壊(小山倫史)
 1 ゲリラ豪雨とは
 2 降雨起因の斜面崩壊:崩壊メカニズムと崩壊形態
 3 ゲリラ豪雨の計測方法および外力としての評価
 4 ゲリラ豪雨時の斜面内の雨水浸透現象の把握
 5 ゲリラ豪雨時の斜面安定性評価のための数値解析・シミュレーション
 6 ゲリラ豪雨時の斜面崩壊に対する防災・減災に向けて

第8章 鉄道における津波避難の課題(林 能成)
 1 避難による津波被害の軽減
 2 意外に少ない自然災害による鉄道の死亡事故
 3 東日本大震災以前に鉄道が受けた津波災害
 4 東日本大震災で鉄道が受けた津波被害
 5 津波にどのように備えるか⑴:東日本大震災以前の取り組み
 6 津波にどのように備えるか⑵:東日本大震災以後の取り組み
 7 実効的な津波避難誘導の実現に向けて

第9章 災害時における消防行政の課題(永田尚三)
    ——地域公助・垂直補完・水平補完・共助を中心に
 1 消防行政の役割とその問題
 2 地域公助の現状と課題
 3 垂直補完の現状と課題
 4 水平補完の現状と課題
 5 共助の現状と課題
 6 安全を守るための消防行政を目指して

 第Ⅲ部 支援のあり方と予防への布石
第10章 被災者による被災者支援の効果(永松伸吾・元吉忠寛・金子信也)
    ——宮城県多賀城市の事例から
 1 被災者による被災者支援の意義
 2 多賀城市における被災者支援事業
 3 仮設住宅団地入居者による支援員の評価
 4 支援員による支援業務の評価
 5 業務としての被災者支援の課題

第11章 ポスト3.11における災害ジャーナリズムの役割(近藤誠司)
 1 取材者と被災者の関係性
 2 災害ジャーナリズムとは
 3 緊急報道をめぐるリアリティの構築
 4 復興報道をめぐるリアリティの構築
 5 予防報道をめぐるリアリティの構築
 6 もう一つのジャーナリズムを目指して

第12章 法学者から見た防災教育(山崎栄一)
 1 防災教育の意義と二つのアプローチ
 2 防災教育の法制度上の位置づけ
 3 大人に対する防災教育の必要性
 4 法知識を得ないことによるデメリット
 5 なぜ、法知識が普及しないのか
 6 法知識の手がかりとしてのテキスト
 7 法知識を獲得する意義と内容
 8 防災法教育の展開手法

終 章 安全教育はいかにあるべきか(中村隆宏)
    ——関西大学社会安全学部の取り組み
 1 現代社会と交通事故
 2 安全教育としての体験型教育
 3 社会安全体験実習とは
 4 実施上の課題とその対応
 5 社会安全体験実習が目指すもの:実習の本質
 6 安全を創造する担い手の育成

あとがき
索 引

ISBN:9784623072828
出版社:ミネルヴァ書房
判型:A5
ページ数:288ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2015年03月
発売日:2015年03月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQ