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〈子どもという自然〉と出会う

この時代と発達をめぐる折々の記

著:浜田 寿美男

紙版

内容紹介

いまこの社会では何が起きているのか

目次

はじめに
 ――「発達、発達」と叫ばれる時代の発達論

 Ⅰ 人間の自然と状況の暴力
1 子育ては文化が自然と出会うところ
2 子どもとおとなの奇妙なすれ違い
3 子どもを守るということ
4 生身の暴力と制度の暴力
5 暴力と気づかない暴力
6 世間ぐるみの大きな誤解
7 あらためて「暴力」とは何か
8 構造的暴力と学校

 Ⅱ 世界とつながる通路
9 いじめの構図
10 同年齢で輪切りにされた集団
11 生老病死と子どもの生活世界
12 子どもが働くということ
13 世界とつながるということ
14 世界とのつながりを断たれたとき
15 世界とのつながりを取り戻すために

 Ⅲ 人間の意図と状況の力
16 「意図」は人の行為をどこまで決めるのか
17 強いられた「自発性」
18 自分の首を絞める「悲しい嘘」
19 何かに「はまってしまう」ということ
20 強いられた宿題を引き受けるというジレンマ
21 ほんものの「自発性」はどこにある
22 強いられた状況を越えられない子どもたち

 Ⅳ 人間という自然との付き合い方
23 人が避けがたく自然と出会うところ
24 地震が奪った日常と取り戻すべき日常
25 人間に「与えられた自然」と人間が「引き出した自然」
26 「身の程」をともに生きる
27 いまや「発達」の時代
28 生と性と死――人間という生き物の自然

おわりに 

著者略歴

著:浜田 寿美男
奈良女子大学名誉教授

ISBN:9784623072521
出版社:ミネルヴァ書房
判型:4-6
ページ数:220ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2015年01月
発売日:2015年01月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNA