Minerva社会福祉叢書 42
福祉哲学の継承と再生
社会福祉の経験をいま問い直す
著:中村 剛
内容紹介
社会福祉の経験を根源的な地点から捉え直す
目次
はじめに——この世に生を受けた全ての人に開かれた哲学
序 章 経験に基づき根源から問い考える
1 いま、福祉哲学を問う理由
2 問い/方法/目的
3 本書の内容
第Ⅰ部 福祉哲学の生成
第1章 福祉哲学の枠組みとプロセス——仮説の提示
1 仮説提示の方法
2 仮説の提示
第2章 視るべきものを視る——そこで証言を聴く
1 “視るべきものを視る”とは何か——分析枠組みの提示
2 “視るべきもの”の具体例
3 考 察——視るべきものを視る”ことの可能性
第3章 呻きに応える——苦痛を被る中から立ち上がる思考
1 福祉哲学の問い
2 福祉哲学の思考
3 福祉哲学によってもたらされるもの
4 考 察
第Ⅱ部 福祉哲学を実践する
第4章 先覚者からの学び——福祉の哲学と思想の継承
1 小倉襄二——底辺に向かう/底辺からの市民福祉
2 阿部志郎——地域における民間の社会福祉実践
第5章 社会科学・社会哲学・実践哲学・文学からの学び——経験的次元における思考
1 社会科学からの学び
2 社会哲学からの学び——ホネットの物象化論に焦点を当てて
3 実践哲学からの学び
4 文学からの学び
第6章 現象学を用いて「他者を支援する事象」を学び直す——超越論的次元における思考
1 現象学という方法
2 対人関係の現象学
3 他者を支援するという事象の分析
4 レヴィナスの現象学
第7章 本田神父との対話——超越的次元における思考
1 本田神父との対話
2 考察——対話を通して気づいたこと/学んだこと
第Ⅲ部 福祉哲学がもたらすもの
第8章 社会福祉の原理・目的・本質——福祉思想
1 社会福祉を根源から理解するための方法
2 社会福祉の原理
3 社会福祉の目的
4 社会福祉の本質(本来性・固有性)
終 章 福祉哲学の継承と再生——仮説の検証と今後の課題
1 仮説の検証
2 福祉哲学とは何か
3 福祉哲学の継承と再生
4 今後の研究課題と方向性
文献一覧
おわりに代えて——共生の意味
事項・人名索引
ISBN:9784623069705
。出版社:ミネルヴァ書房
。判型:A5
。ページ数:584ページ
。定価:8000円(本体)
。発行年月日:2014年03月
。発売日:2014年03月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS。