著:アン・ファディマン
作家、エッセイスト、編集者。1953年、ニューヨーク市生まれ。初の著書である本作The Spirit Catches You and You Fall Down(Farrar Straus & Giroux, 1997)で高い評価を得て、全米批評家協会賞(National Book Critics Circle Award)をノンフィクション部門で受賞(1997年)。本作はその後、米国の医学、看護学、文化人類学など幅広い分野の学生の課題図書となり、刊行から22年後の2019年にSlate誌の「この四半世紀の最も優れたノンフィクション50作」に選ばれている。編集者としては1998年よりファイベータカッパ協会発行の雑誌The American Scholarの編集長を6年半務める。ニコルソン・ベイカー、J・M・クッツェー、オリバー・サックス、ジョン・アップダイクほかの作家たちの出版に携わった。2005年、イェール大学初の終身待遇のライター・イン・レジデンスとなり、現在まで同大学を拠点に活動。ほかの著書に、Ex Libris(1998)〔相原真理子訳『本の愉しみ、書棚の悩み』草思社〕ほか。
訳:忠平 美幸
[はしがき、1-12章を翻訳]
1962年生まれ。翻訳者。おもな訳書に、ペトロスキー『フォークの歯はなぜ四本になったか』(平凡社)、ハーツガード『世界の環境危機地帯を往く』(草思社)、オルデンバーグ『サードプレイス』(みすず書房)、ベア『戦場から生きのびて』、シェファード『遠すぎた家路 戦後ヨーロッパの難民たち』、ジョルダーノ『クロエ・ジョルダーノの刺繍』(以上、河出書房新社)、ほか多数。
訳:齋藤 慎子
[13-19章および、その他の項を翻訳]
英日・西日翻訳者、ライター。おもな訳書に、シェリダン『世界一シンプルな増客マシーンの作り方』(実業之日本社)、ノア『トレバー・ノア 生まれたことが犯罪!?』(英治出版)、ローゼンブラム『最新脳科学でわかった五感の驚異』(講談社)、ケープルズ『ザ・コピーライティング』(ダイヤモンド社)、ケネディ『究極のセールスレター』(東洋経済新報社)、ほか多数。