出版社を探す

失われてゆく、我々の内なる細菌

著:マーティン・J・ブレイザー
訳:山本 太郎

紙版

内容紹介

ヒトの体内や皮膚に常在する100兆もの細菌。その営みは複雑だが見事に合理的で、ヒトの健康に深く関係している。数十万年にわたる細菌とヒトの平和的共存関係が、前世紀半ばの抗生剤開発以降、変化していることに、我々はようやく気づきつつある。その結果生じる深刻な健康問題とは何か。解決策は何か。この分野の先駆的研究者がつづった長年の研究の記録であるとともに、急速に高まる関心に応えるタイムリーな入門書。

目次

第1章 現代の疫病
第2章 微生物の惑星
第3章 ヒトのマイクロバイオーム
第4章 病原体の出現
第5章 驚異の薬
第6章 抗生物質の過剰使用
第7章 現代の農夫たち
第8章 母と子
第9章 忘れられた世界
第10章 胸焼け
第11章 呼吸困難
第12章 より高く
第13章 ……そしてより太く
第14章 現代の疫病を再考する
第15章 抗生物質の冬
第16章 解決策
エピローグ

原 注
訳者あとがき
索 引

ISBN:9784622079101
出版社:みすず書房
判型:4-6
ページ数:304ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2015年07月
発売日:2015年07月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD