『有機反応機構ワークブック』
巻矢印で有機反応を学ぶ!
著:奥山 格
内容紹介
“有機化学 改訂2版”、“『有機化学 改訂2版』問題の解き方 ”、“『有機化学』ワークブック-巻矢印をつかって反応機構が書ける!”とともに有機化学をより理解するためのワークブックの第二弾。 有機化学は有機物質の変換の化学であり,有機反応を理解することが重要である。第一弾のワークブックでは(1)ルイス構造式を正しく書き(2)電子の流れを巻矢印で示し(3)結合の切断と生成を表すことによって反応機構が理解できることを説明。その続編である本書は、有機反応機構の書き方をさらに学ぶためにまとめたものであり、反応の種類別に系統的に考え、有機反応の枠組みを理解できるように工夫した反応機構への入門書でもある。 解答例は丸善出版ウェブサイト“奥山 格 監修 有機化学 plus on web”に掲載。
目次
1 有機分子と有機反応
1.1 ルイス構造式と結合の極性
1.2 巻矢印による反応の表し方と基本的な反応
2 酸塩基反応
2.1 ブレンステッド酸と塩基:プロトン移動
2.2 ルイス酸・塩基と求電子種・求核種
3 カルボニル基における求核付加と求核置換反応
3.1 カルボニル基への求核付加
3.2 カルボニル付加における酸触媒作用
3.3 カルボニル基における求核付加−脱離:求核置換反応
3.4 カルボニル化合物のグリニャール反応とヒドリド還元
4 ハロアルカンの求核置換と脱離反応
4.1 求核置換反応
4.2 脱離反応
5 アルコール,エーテル,アミン
5.1 アルコールとエーテルの酸触媒反応
5.2 エポキシドの開環
5.3 アミンの反応
6 アルケンとアルキンへの付加反応
6.1 アルケンへの求電子付加
6.2 付加環化反応
7 芳香族求電子置換反応
8 エノラートイオンとその反応
8.1 エノラートの生成
8.2 エノラートとカルボニル化合物の反応
9 求電子性アルケンと芳香族化合物の求核反応
9.1 求電子性アルケンへの付加反応
9.2 芳香族求核置換反応
10 転位反応
10.1 カルボカチオンの転位
10.2 カルボニル化合物の1,2–転位
10.3 その他の1,2–転位
11 ラジカル反応
12 応用問題
ISBN:9784621301074
。出版社:丸善出版
。判型:B5
。ページ数:60ページ
。定価:880円(本体)
。発行年月日:2017年01月
。発売日:2017年01月31日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PNN。